こよなく何かを愛したい

ラミネート加工の日記

魔法的に行きました

6月11日のZepp DiverCityTOKYOの魔法的に行きました。なんで東京テレポートって駅名なのかなって前から思ってたんですが一緒に行った子にテレビ局がある港だからテレポートなんだよと教わりダイバーシティといいこういうの決める人々ってつくづく駄洒落が好きなのね!と呆れましたがそれは非常にどうでもいい話です。

 

12時45分頃に駅につきそのまま物販を買う為に会場まで向かいました。列に並んだ時に貰える紙は下の写真です。既発の本も売っていると書いてあって『企業的な社会、セラピー的な社会』も売ってるのか〜(それだけ持っていない)と思い聞いてみたのですが本の類いはモノローグ台本だけでした。残念。

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物販について、魔法的の台本が赤かったりドゥワッチャライクの頃の写真を使ったTシャツやボーダーシャツを売る理由としては復刊したオリーブに寄稿した時にあの頃の渋谷系方向に気持ちが入っちゃって今回みたいな感じになったのかな…と予想しますが今回は全開あった事前に物販の説明もないので真相は不明です。 

 

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ちなみに今回のTシャツですが、着心地はめちゃくちゃいいのですが中国製です。あと毛玉が出来やすい(写真を拡大して見てもらえれば分かります)ので、丁寧に洗わないと長持ちしないんじゃ(このTシャツは2030年頃まで着なければならない)と不安になります。

 

肝心のライブですが、非常に演劇的であり、NHKの子ども番組的でもあってひふみよ、東京の街が〜を遥かに越えて一番感動的でした。

 

01. 昨日と今日
02. フクロウの声が聞こえる(新曲)
03. シナモン(都市と家庭)(新曲)
04. ホテルと嵐
05. 大人になれば
06. 涙は透明な血なのか?(サメが来ないうちに)(新曲)
07. 1つの魔法(終わりのない愛しさを与え)
08. それはちょっと
09. ドアをノックするのは誰だ?
10. 流動体について(新曲)
11. さよならなんて云えないよ
12. 強い気持ち・強い愛
13. 超越者たち(新曲)
14. 天使たちのシーン
15. 飛行する君と僕のために(新曲)
16. ラブリー
17. その時、愛(新曲)
<アンコール>
18. シナモン(都市と家庭)~フクロウの声が聞こえる(新曲)

※ナタリーのこの記事から引用(小沢健二、新曲満載の全国ツアー開幕!美術館ライブ×2も発表 - 音楽ナタリー

 

今回のライブがオザケン父親になって初めてのライブなのでやはり父親目線と言うか何かしらの影響があるのだろうな〜と思っていた通りに、多くの曲がそのような感じだった。

フクロウの声が聞こえるは非常に海外の童話の様な世界観みたいで、うさぎからの地続き感もありこういう世界が待っているんだぞという父親的な諭しも含みつつオープニングとして相応しさもあって非常に良かった。

シナモンはやはりあの振り付けと『シナモンの香りで僕はスーパーヒーローに変身する』って歌詞のインパクト。なんというか、今回の魔法的電子回路やこのフレーズとかが非常に東南アジアのお祭りっぽさがあった。

※シナモンは何やら元ネタがあるという指摘を大山さんがされていましたが、もうあの頃の引用しまくりな感じで作曲しないんじゃないのか(ひふみよでのさよならなんて〜でマイケルジャクソンの所を別のアレンジに変えてた所とかでそういうのを排除しているのかな〜と感じてた&東京の街が奏でるでのあの高低差がもの凄いメロディとかでああもう完全に引用の線路も降りたのね…と感じてた)!と思っていただけにちょっとガックリ来た所はありました。が、それもあの物販での渋谷系モードが入っちゃっての事なのかな、意識的にやっているのかなとも思えますのでそこまで大した問題じゃない気もします。

 

涙は透明な血なのか?が一番歌詞が分かりやすい印象。『本当に生まれるのはパパとママの方 ベイビーたちが少年少女の物語を続けて行く』というパンチラインは新機軸っぽい感じ。さ

飛行する君と僕のためにはロングジョン朗読で期待していたのにあまり印象に残らなかった…『大丈夫かな?これでいいのかな?』みたいな歌詞だけ覚えている。流動体については凄いアップテンポな曲でサビがある光のメロディーに似ていて歌詞も平行世界の事を思っている所はある光の線路を降りた後の景色を振り返って見た時の歌なのかもしれない。

その時、愛は今回のライブの事を歌っている曲でこの曲と最初のフクロウの声が聞こえるがあるからとても演劇的な感じがしました。あと、この曲の歌詞でメタ的に(行ったライブで掛かっていた曲を口ずさんでみる〜と言う様な歌詞からカッコ書きでサビが出てくる)サビが出てくる所がありますが、自分がこういう表現に弱い事が分かった。

一番の違和感バリバリだった曲は『超越者たち』で、歌詞の宗教っぽさに気になりすぎて終止『超越者』って誰?そのワードがすごい新興宗教っぽいし他の曲みたいに比喩が分かりやすくないんだけど???と混乱しているうちに曲が終わってしまって一番腑に落ちなかった。きっとフリッパーズ解散後初めて天使たちのシーンを聴いた戸惑いは感じはこんな印象だったのかな…と少し思った。あとこの曲に限らず、結構『宇宙』って言葉が頻繁に出てきたりしてそれも宗教っぽさが増す理由のひとつかもしれない。

あと結構新曲は抽象的だって意見があるみたいだけど、超越者以外ぱっと聴いた感じ違和感あるのは少ない様に思います。他の曲は『時間軸を曲げて』に準ずるぐらいのレベルの分かりやすさ。 

 

最後に、

とライブを見た直後に書きましたが、 やはり小沢健二と言う人はこちらの期待をいい意味でも悪い意味でも裏切る人だなあと思いました。だから好きなんですけれど!

 

【追記】

最後にのところで書いた事も、週刊誌によると二人目も生まれてこれまでみたく第三世界等へ長期滞在する事が減ると思われるのでひょっとしたら魔法的(もしくは東京の街が奏でるの何かしら)が割と早く出る様な気もします。今回のこのホームページの更新のしなさはちょっと違和感ある=いつもの事なんだけど、何かしらの期待をせざるをえません。